【特別区経験者採用】独学と予備校のどっちがオススメ?

特別区経験者採用を受けたいけど、独学か予備校かで迷ってる…

いつから対策を始めればいい?
特別区経験者採用の受験にあたり、どのように試験対策を進めていいのか悩んでいる人は多いと思います。
中でも意外と多い悩みが「独学か予備校か」というもの。
そこで今回は、予備校に関する内容をテーマに解説していきます!
この記事で分かること
- 予備校をオススメする3つの理由
- いつから予備校に通うべきか
- 特別区経験者採用のオススメ予備校ベスト3

独学でいこうか予備校を利用しようか迷っている人は、ぜひ本記事を判断基準の一つとしてみてください。
端から独学と決めていた人も、改めてポイントをチェックしてみてくださいね!
独学か予備校か?
受験を決意した受験生が最初に悩むのが、「独学で挑むか予備校に通うか」だと思います。
特に特別区経験者採用は社会人が受験する区分です。
働きながら合格を目指す場合、時間的・精神的に制約がある中での受験となるため、どう学習を進めていけばいいか不安を抱えている人も多いでしょう。
ここについては、「独学の方がいい!」「予備校に通うべき!」といった極端な意見ではなく、試験内容や自分の得意・不得意などを総合して考えていく必要があります。
その上で、私自身は「予備校の利用を視野に入れてみること」をオススメしています。

私自身が予備校講師なので「それってポジショントークじゃないの?」と思うかもしれませんが、予備校の検討をオススメするのには明確な理由があります!
予備校をオススメする3つの理由
予備校をオススメするのには様々な理由がありますが、今回は特にポイントとなる3つの理由を紹介していきます。
①論文と面接が重要だから
これが最も大きな理由で、「論文と面接が重要だから」というものです。
特別区経験者採用では、第1次試験で教養試験と論文試験、第2次試験で面接試験が実施されます。
このうち教養試験は足切りとしての役割しかないため、論文試験と面接試験の結果が最終合格順位に影響を及ぼします。
この点について詳しくは下記の記事で解説しているので、併せてチェックしてみてください。
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つまり、論文と面接で高得点を取る必要があるということになりますが、論文と面接は一般に独学で乗り切るのが難しい分野です。
例えば、特別区経験者採用の論文試験は職務経験論文と課題式論文の2つを書かなければなりませんが、何の訓練もなく職務経験や行政課題について完成度の高い論文を書き上げられる人はほどんどいません。
自分一人では、自身の答案が合格圏内なのかどうかを判断することも難しいでしょう。

もちろん中には独学で切り抜けられる人もいますが、これまで論文にほとんど触れたことがない人にはかなり難易度が高いと思います。
また面接においては、特別区経験者採用の場合40分間もあり、かなり細かいことまで突っ込んで聞かれるのが特徴的です。
面接の内容や形式など公開されていない情報も多いため、独学で情報収集するには限界があるんですね。
この点、論文と面接を集中的に学べる予備校であれば、他の受験生と大きく差をつけることができます。
②効率的に対策ができるから
試験対策は、試験に関する情報を調べたり過去問を集めたりと何かと時間がかかりますが、社会人受験生にとってはこうした"純粋な勉強や対策以外の時間"を可能な限りなくしていくことが大切です。
ただでさえ社会人は自由に使える時間が限られており、仕事や家庭の時間を除くと、1日数十分~1時間程度しか試験対策ができないという人も多いでしょう。
実際、社会人の合格者に聞くと「思ったより時間が足りなかった」と言っている人が多い印象を受けます。
このような状況下では、教養・論文・面接以外のことに時間を使っている場合ではありません。
この点、予備校は過去の出題内容や傾向等の情報を持っているため、独学よりも遥かに効率的な対策が可能です。
多忙な社会人だからこそ、予備校を利用することの意義を強く感じられると思います。

昨今は通信講座も充実しているため、校舎に通えずに断念していた人も自宅や空いている時間で試験対策ができますよ!
③モチベーションを維持しやすいから
既に説明したとおり、特別区経験者採用は論文や面接においてしっかりとした対策が求められることから、自ずと受験期間も長くなります。
そのような中で試験勉強を続けていくと、誰しもモチベーションが低下する場面が出てくるものです。
そのため、特別区経験者採用では勉強以外のメンタルやモチベーションの維持も重要になります。
独学だとモチベーションを維持するのに自分しか基準がなく、他人から刺激を受ける機会が少ないため、挫折してしまうことも珍しくありません。
せっかく勉強を続けても、試験の直前になって諦めてしまうのはもったいないですよね。
他の受験生や講師と近い距離でいられるというのは予備校ならではの強みなので、モチベーションという観点からも予備校の利用をオススメしています。

反対にこれら3つの理由がどれも独学で対処可能な場合には、無理に予備校を利用する必要はありません。
【早めの行動がポイント】いつから予備校に通う?
予備校を検討するにあたっては、まず通う時期について考えていく必要があります。
プロコネクトでは、予備校へ通い始める時期として1次試験の半年くらい前をオススメしています。
特別区経験者採用は例年9月上旬に1次試験が実施されるため、半年くらい前というと2~3月頃ですね。
半年前をオススメする大きな理由は、特別区経験者採用の試験内容にあります。
まず、特別区経験者採用では1次試験で教養試験と論文試験が出題されますが、中でも重要な科目が論文試験とされています。
論文の出来・不出来が合否に大きく関わるため、いかに完成された論文を書き上げるかが重要になってきます。
論文対策というのは短期間で身に付くものではありません。
世の中には「たった●週間で合格!」といったサービスや教材もありますが、そんな短い期間で誰でも合格できるなら予備校は存在しないでしょう。
数十テーマの過去問を知り→行政の知識をつけ→実際に書き→添削をしてもらい→修正する。
論文というのはこれを繰り返すことで少しずつ実力がついていくものなので、ギリギリに始めても間に合わないんですね。
実際、多くの受験生がこのくらいの時期には本格的な試験対策に入り始めているため、2~3月というのを一つ目安にしておくとよいでしょう。
ただし社会人だと仕事や家庭の事情もあり、なかなかカリキュラム通りに対策が進まないこともあるかもしれないので、より余裕を持ちたい場合は1月頃からスタートさせてもOKです。

多くの予備校において、年末あたりから次年度向けの説明会等が実施されることが多いです。
年明け前には予備校を検討しておき、1~3月には試験対策に入れるよう準備しておきましょう!
【必見!】特別区経験者採用のオススメ予備校は?
ここまで読んでくれた皆さんは、

予備校に通い始める時期は分かったけど、どの予備校に通ったらいいの?
こんな疑問を持った人もいるかもしれません。
実は公務員試験予備校はたくさんあるのですが、特別区経験者採用への合格を目指すカリキュラムとなるとそう多くはないのが実情です。
そこで下記の関連記事では、特別区経験者採用受験生にオススメの予備校ベスト3を厳選しているので、予備校選びに迷っている方は参考にしてみてください。

「特別区経験者採用が第1志望で合格したい!」という明確な目標がある人にとっては、必ず参考になる内容です!
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あわせて、下記の記事でも特別区経験者採用のオススメ予備校が非常に分かりやすく紹介されているので、チェックしてみてくださいね!
まとめ
本記事では、特別区経験者採用の受験にあたり独学か予備校か悩んでいる人に向けて、判断基準やポイントを解説しました!
独学の方がよさそうか?予備校の方が向いていそうか?よく検討した上で、合格率を少しでも高めていきましょう。
なお、特別区専門予備校プロコネクトでは、数的処理や論文模範答案などの教材、論文や面接カードの添削を提供しています。
詳しくは下記のページからプロコネクトの概要をチェックしてみてください!
特別区専門予備校プロコネクトの紹介はこちら
予備校概要

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